春の訪れを告げる比良の例祭・比良八講
毎年3月26日、琵琶湖西岸の景勝地・近江舞子にて、近畿地方に春の訪れを告げる古典行事「比良八講」が行われます。
比良八講の長い歴史の中で、その主催会場は八屋戸から浜大津、雄琴、唐崎、堅田へと変遷してきましたが、二十一世紀になり、その名の由来通り、比良山の麓、近江舞子の雄松崎で執り行うことができるようになりました。
白砂青松の琵琶湖でも最も美しい景色の中で、地元・南小松の子供たちが演奏する野村太鼓が比良八講衆を迎え入れ、一段と華やかな色を添えていただいています。 こうして比良八講を開催できることは、関係者の皆様の多大なご協力の賜物と感謝いたしております。
毎年、「春を告げる行事」としてメディアにも取り上げていただいていますが、今は亡き、箱崎文応大僧正が比良八講を再興されたときの 本旨【水難者の回向法要、命の水瓶・びわ湖への感謝報恩、水源の山々の保全】をこの時代の1人でも多くの方に知っていただき、 宗派を越えてともにお祈りいただきたいと願っております。
比良八講事務局
比良八講近江舞子の会